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Part.2 どうして日本の家は短命になってしまったのか

日本の家が短命な理由①

高度経済成長期の、過剰な経済合理性に基づいた採算性重視のツケです。

高度経済成長期の昭和30~40年代、日本社会は、東京オリンピックや大阪万博などの開催による特需をはじめとして、「大量生産大量消費」型の経済活動が一気に加速しました。

終戦直後の復興から続く一連の経済成長は「東洋の奇跡」と呼ばれ、世界的にも稀な社会の急速な発展を遂げました。日本の住宅事情が変わり始めたのもこの頃です。

伝統的地域社会は崩壊しはじめ、核家族化が進み、多摩ニュータウンなどに代表される大型のベットタウンに住み、スーパーマーケットで買い物という暮らしに変わりました。

それまでの日本の伝統的な家づくりは、地域に根差した職人さんの手によるものでした

しかしこの時代、住宅に求められたのは「早く、安く、大量に」です。この流れを牽引したのが、大手主導のハウスメーカーです。ハウスメーカーによる過剰ともいえる採算性の追求。安くて早い家の量産。そのニーズに応えるべく誕生した、安価な新建材の氾濫。

日本の家屋が短命になった原因には、ハウスメーカー主導の家造りが生んだ品質低下の悪循環があります。現代日本の家づくりといえば、ハウスメーカーということになっていますが、海外にはこういった形態の企業は存在しません。


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