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Part.3 どうして日本の家は短命になってしまったのか

ハウスメーカーとしては、あまり長持ちする家を建ててしまうと、経営が成り立たなくなってしまいますね。そこで、高度経済成長期に建てられた規格住宅には、すぐにダメになることが想定されている安い「新建材」が使われています。この新建材も日本の家の短命化をもたらした原因ですので、具体的に見ていきましょう。

「新建材」とは化学合成品で作られた建材です。

高度経済成長期以降の住宅は、大事な柱や梁をボンドで貼付けた集成材、外壁材をセメント質原料で作られたサイディング、内装材をビニールクロスや合板フローリングなどの化学合成品で覆い、さらに、ガラスを原材料として作られるグラスウールなどといった化学繊維で出来た断熱材を詰め込んで施工しているのです。こうすることで、見た目は傷ひとつない、頑丈そうな住宅が「早く」「安く」出来上がるのです。こういった工業製品は必ず「劣化」します。

たとえば、断熱材が入っている家だと、室内外の温度差が高くなり、屋根材や外壁材が水を吸い込み、壁の中に内部結露が発生します。これがカビや腐食の原因となるのです。

このような状態で30年も住み続けていると、本来の用途を果たすことは難しくなります。

大規模な塗り替えやリフォームをしないと、屋根材や外壁材が水を吸い込み、構造躯体の腐食が始まるのです。構造自体の腐食が始まると、もう崩壊への過程をたどるしかありません。

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